「買ったはいいけど使いきれない…」食材ロスに悩んでいませんか?
スーパーで新鮮な野菜やお肉を買ってきたものの、「うっかり使いそびれて傷ませてしまった…」「まとめて作った料理が余ってしまった…」そんな経験はありませんか?食材を無駄にしてしまうのは、もったいないだけでなく、家計にも負担がかかります。
特に、私たちNek Agriが活動する西粟倉村のような自然豊かな地域では、旬の美味しい食材が手に入りやすい一方で、大量に手に入った時にどう保存するかが課題となることもあります。そこで今回は、毎日の自炊を助け、食材ロスをゼロにするための「冷凍保存テクニック」をご紹介します。賢く冷凍庫を活用して、いつでも美味しい食事を楽しみましょう!
冷凍保存の基本ルールとメリット
上手に冷凍保存するための基本は、以下の2つです。
- 素早く冷凍する: 食材の鮮度を保つため、できるだけ早く冷凍庫に入れましょう。
- 空気に触れさせない: ジッパー付き保存袋やラップでしっかり密閉し、酸化や乾燥を防ぎます。
冷凍保存の最大のメリットは、食材の鮮度を長期間保ち、必要な時に必要な分だけ使えることです。これにより、献立の幅が広がり、急な来客時にも慌てずに対応できます。また、安い時にまとめ買いして冷凍しておけば、節約にも繋がります。
食材別!冷凍保存の簡単テクニック
それでは、具体的な食材ごとの冷凍保存方法を見ていきましょう。
1. 野菜
- 葉物野菜(ほうれん草、小松菜など):さっと茹でて水気を絞り、使いやすい大きさに切って小分けにして冷凍。おひたしや炒め物、味噌汁の具に凍ったまま使えます。
- きのこ類(しめじ、えのきなど):石づきを取り、ほぐしてそのまま冷凍用保存袋へ。凍ったまま炒め物や汁物に使えます。冷凍することで旨味が増すと言われています。
- ねぎ(刻みねぎ):小口切りや輪切りにして、保存袋に入れ平らにして冷凍。薬味や汁物にパラパラと使えて便利です。
- トマト(ホール):ヘタを取り、丸ごと冷凍用保存袋へ。使う時は、凍ったまま水に当てると皮がスルッとむけます。煮込み料理やソース作りに。
2. お肉
- ひき肉:平らに伸ばしてジッパー付き保存袋に入れ、菜箸などで使う分量ごとに筋をつけて冷凍。凍ったままパキッと割って使えます。
- 薄切り肉(豚こま切れ、鶏むね肉など):1回分ずつラップで包み、さらに保存袋に入れて冷凍。使う時は前夜から冷蔵庫に移すか、急ぎなら氷水に浸して解凍します。下味をつけてから冷凍するのもおすすめです。
- 鶏もも肉、豚ブロック肉など:一口大にカットしてから冷凍すると、解凍後の調理が楽になります。
3. 調味料や加工品
- 薬味(しょうが、にんにく):すりおろしてラップで小分けに包むか、製氷皿に入れて冷凍。使う時に必要な分だけ使えて便利です。
- 味噌汁の具(カット済み):大根や人参など、刻んでまとめて冷凍しておけば、朝の忙しい時間にも手軽に味噌汁が作れます。
- ご飯:炊き立てのご飯を1食分ずつラップに包み、粗熱が取れたらすぐに冷凍。電子レンジで温め直せば、炊き立てのような美味しさが蘇ります。
まとめ:冷凍保存で賢く、豊かに
冷凍保存は、食材を無駄にせず、日々の食卓を豊かにするための強力な味方です。今回ご紹介したテクニックを参考に、ぜひご家庭の冷凍庫を有効活用してみてください。計画的に冷凍保存することで、買い物に行く回数が減ったり、調理時間の短縮にも繋がったりと、良いことばかりです。
